JIMTOF2026見学レポート

JIMTOF2026見学レポート|加工と測定の進化を、日々の品質へ
2026年10月28日(水)、株式会社TS測定は、東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」を見学しました。岐阜県恵那市で受託寸法測定を行う当社にとって、加工と測定の技術を幅広く学び、ものづくりを支える測定の役割をあらためて考える一日となりました。
今回は東7・東8ホールに加え、西ホールも見学しました。精密寸法測定機器を中心に、加工の自動化を促進する技術や機内測定、切削による精密仕上げ、精密な寸法を実現する加工、難切削品加工、大型ワークへの対応など、さまざまな展示に興味を持ちました。
特に関心を持ったのが、加工の自動化と測定をどのようにつなぐかという点です。機内測定を加工工程にどう取り入れ、どの段階で状態を確認し、その結果を次の加工や品質判断へつなげるのか。加工から測定までを一連の流れとして捉えることで、設備の活用方法や工程づくりにも新たな視点が生まれると感じました。
自動化を進めるうえでは、測定する項目や基準、結果の判断方法を明確にしておくことが大切だと考えています。品種が変わったときの段取りや測定プログラム、取得したデータの扱いまで、実際の運用を想像しながら展示を見ることができました。品質の確認を工程の中にどう組み込むかという課題は、製造するうえで必要不可欠であると感じました。
ミツトヨの展示では、三次元測定機を活用した表面粗さ測定が目を引きました。軸を回転させて歯車にプローブを近づけて測定する展示から、寸法・形状の確認と表面の評価を同じ測定機上で行う技術の広がりを感じました。測定対象や必要な条件に応じたプローブの選択は、測定工程の組み立て方を考えるうえでも参考になりました。
三次元測定機とロータリーテーブルを組み合わせた測定にも注目しました。ワークをどこに設置し、どのように支持・固定するか。どの姿勢で測定箇所へアクセスするか。さらに、設備の設置スペースや作業動線、温度・振動などを考慮した環境にも関心が向きました。測定機の性能を活かすためには、周囲の環境と段取りを含めて考えることが大切だと、あらためて感じています。
切削による表面の仕上がりや、寸法精度を追求した加工の展示も印象に残りました。加工面や形状を見ながら、その品質をどのような測定方法で確認するかという点にも自然と目が向きます。
加工する側の工夫を知ることは、図面の要求や製品の使われ方を理解し、適切な測定方法を検討するための学びにつながります。
難切削品への加工の展示にも、大変興味が湧きました。材料の特性に応じた加工の工夫と、加工後の寸法・形状・表面をどのように評価するか。素材や加工方法への理解を深めることは、測定を依頼される製品をよりよく理解することにもつながると感じました。
大型ワークへの対応も、今回関心を持ったテーマの一つです。ワークの大きさや重さを踏まえた搬送、設置、支持・固定、加工へのアクセスなど、大型製品の測定の準備についても考えさせられました。対象物の規模が変わっても、必要な品質をどのように確かめるかという基本の視点は共通しています。
また、コンパクトな測定機や、光学式プローブを用いた非接触測定の展示も見学しました。測定を製造現場の近くで行う方法や、対象物に触れずに形状の情報を取得する方法など、測定の選択肢は多様です。確認したい内容、必要な精度、対象物の状態、使用環境を整理し、それぞれの特徴を活かすことの大切さを感じました。
西ホールでは、3Dスキャンを活用した検査の自動化に触れ、部品の供給から測定、結果の確認までを工程全体の中で考えるきっかけになりました。加工の自動化とあわせて、測定・検査を生産の流れにどう組み込むかという点が印象に残っています。
今回の見学を通じて、加工技術への理解を深めながら測定方法を考えることの大切さを実感しました。何を基準に、どこを、どのように測るか。そして、その結果をお客様の判断にどう役立てるか。展示から得た気づきを、ワークの固定、測定手順、プログラムの作り方、結果のまとめ方を見直す視点として活かしていきます。
当社では、測定業務に25年以上携わってきた経験をもとに、お客様の製品やご依頼の目的に合わせて測定方法やお客様の測定方法をヒヤリングし誤差のない測定を検討しています。
「測れるものは作れるもの」という思いを大切に、確かな測定を通じて、お客様が設計・製造・改善に取り組む時間を支えてまいります。
「測定にかかわる全てをしあわせに」という理念のもと、これからも新しい技術を学び、日々の測定業務とご提案につなげていきます。寸法・形状・表面粗さの確認や、測定方法でお困りの際は、株式会社TS測定へお気軽にご相談ください。






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