輪郭形状・粗さ測定機設置完了
- 株式会社TS測定
- 2024年11月14日
- 読了時間: 3分




新規設備である輪郭形状測定機・粗さ測定機の紹介をいたします。
2種類の測定を検出器を交換することにより1台で可能にするハイブリッド測定機
Mitutoyo製 FORMTRACER Avantシリーズとなります。
主な特徴として
・X 軸(駆動部):80mm/s(MAX) Z2軸(コラム上下動):30mm/s(MAX) 移動速度の高速化により時間短縮と測定効率がUP。
・輪郭検出器と粗さ検出器の交換作業の際、コントローラの電源OFFは不要、かつ、工具レス着脱機構(サムターンクランパー)により、交換時間を従来の約1/4(約30秒)と大幅に短縮しております。また、ガイドピンによる位置決めにより、検出器交換時の再現性を高め、自動測定プログラムの効率的な運用が可能となります。
・ストローク退避スピードが従来機の約3倍となり、スタイラスダウンによるワーク接触はゆっくりと行います。ワーク接触は自動検出し、測定開始可能状態に従来機の3倍速で移行します。
・測定開始位置から測定データ取得開始の助走距離が0.05mmとなっており、測定長さの確保が困難な端面や狭小箇所の測定が可能となります。
・傾斜角度±45°の範囲を測定できるX軸駆動部傾斜機構となっています。
・従来の輪郭検出器で測定誤差の発生要因であった円弧直動変換機構がなくなり、スタイラス先端の円弧軌道を円弧スケールで直接読み取る、新開発高精度デジタル円弧スケールが搭載され、アームが水平姿勢でなくても高精度測定できる上に、ワイドレンジでの高精度測定が可能となります。
・検出器、駆動部のケーブルを全て本体内配線となっており、外観がすっきりとし配線のひっかかりや擦れ、接触の可能性がなくなりました。
・両側円すいスタイラスとの組み合わせにより上下面の連続測定が可能となり、測定が困難だったねじの有効径等も、上下面連続データを用いることで簡単に解析ができると共にマグネットアーム、検出器カバー衝突監視機能により高速移動でも安全に測定できる上に、自動化推進オプション搭載により段取りから測定までの自動化が可能となっております。
・検出器のホールド位置を登録でき、登録したホールド位置よりも落ち込むことなく測定が可能です。この機能によってメカストッパ無しで切り欠きワークを連続測定できます。
輪郭形状測定機
メーカー:Mitutoyo
FORMTRACER Avant FTA-H8D3000-D
検出器:C3200
測定機テーブルサイズ650×450(mm)Z軸500(mm)
ハイコラム仕様
【形状測定仕様】
測定範囲:200(mm)
Z1軸:60(mm)
真直精度:2㎛/200mm
指示精度X軸:±(0.8+0.015L)㎛
Z軸:±(1.2+2H/100)㎛
【搭載ソフト】
FTPK V6.2 FTA/J
表面粗さ測定機
メーカー:Mitutoyo
FORMTRACER Avant FTA-H8D3000-D
検出器:S-C3000
測定機テーブルサイズ650×450(mm)Z軸500(mm)
ハイコラム仕様、延長ロッド+100mm
【粗さ測定仕様】
測定範囲:200(mm)
Z1軸:800㎛/80㎛/8㎛
真直精度:(0.1+0.002L)㎛
検出器測定力0.75mN
触針先端形状:先端半径2㎛、円錐60°
(その他、小穴用・深溝用)
【搭載ソフト】
FTPK V6.2 FTA/J
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株式会社TS測定
岐阜県恵那市の受託寸法測定企業です。
『測れるものは作れるもの』
精密寸法測定・自動測定プログラム作製・3Dマッピング等、機械部品を中心とした、ものづくりの測定に関するトータルサポートをさせていただきたいです。
資料請求などお気軽にしていただけると幸いです。
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